*** 脳のために暮らす 感性アナリスト 黒川伊保子 *** より抜粋

 

 

やる気ホルモン

 

やる気、好奇心、集中力、発想力、記憶力:

一般に「精神力」と呼ばれる

 

正確には脳の力:

脳内に発生する電気信号のタイプ

 

それぞれの電気信号を喚起する、

脳内神経伝達物質と呼ばれるホルモンがある

 

 

つまり

心は脳の中にある

 

心の力、いわゆる精神力は

気合いで出すものじゃなく、

ホルモンが出してくれるものなのだ

 

やる気―筆頭はセロトニン

目(網膜)に朝日が当たると、

その刺激で分泌を開始する

 

朝の光は、(物理特性)

脳を活性化する

「早起き」

 

脳内の電気信号を一気に活性化し、

爽やかな目覚め、

一日中脳に影響を及ぼしてもいる

 

情感が穏やかになり、

達成感を感じやすい脳にしてくれる

 

基本、生きているだけで、

うれしげなのだ

 

怒りも悲しみも穏やかにやってくるので、

キレたりしない

 

落ち込まないので、

他人の賛辞も励ましもいらない

 

他人を思いやる余裕があり、

発想力が豊かになる

 

まさに、

幸福の自家発電脳

 

生きる意欲を下支えするので、

天然の抗うつ剤とも呼ばれている

 

 

好奇心-ドーパミン

集中力-ノルアドレナリン

 

同時に出ると、

最強の学習効果(脳神経回路の洗練)が生まれる

 

同時に出すのは、

運動しかない

 

少し汗ばむ程度の有酸素運動を

日常の習慣にするといい

 

散歩や掃除だって

まじめにやれば、

これにあたる

 

 

記憶力と発想力-メラトニン

網膜が暗さを感じると

分泌が盛んになる

 

眠りをもたらすホルモン

ヒトの脳は眠っている間によくなる

 

経験を

神経回路に定着させ、

知識やセンスに変えているのだ

 

眠りには時間依存性がある

夜の10時から2時が、

メラトニンの分泌加速時間にあたる

 

この時間にしっかり寝始めないと、

眠りはプアになる

 

携帯端末の凝視は11時には止めて、

0時には就寝していることを、

熱烈におすすめする

 

 

心の力をつくりだす脳内伝達物質

男女の恋力をつくりだす生殖ホルモン

美肌や強い骨をつくりだす新陳代謝ホルモン

 

これらのホルモンは、

主に眠りのなかでつくられる

 

 

というわけで、

早寝、早起き、適度な運動

 

脳を活性化する究極の秘訣である

 

あらためて、

肝に銘じてほしい

 

 

***「脳のために暮らす」感性アナリスト黒川伊保子*** より抜粋